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有川浩著「ストーリー・セラー」 [書籍紹介]

おはようございます。

本日もご来訪下さり、誠にありがとうございます。

私こと不肖讃岐人、昨日、各地で豪雨の被害があったとの報道に、異常気象もここまでひどくなったかとの思いを強くしました。関東周辺では、積乱雲が強く発達し非常に強い雨を降らせたときに、排水が追い付かなくなり冠水することが多くなってきました。雨に強い都市づくりでも良いのですが、都市に人が集中しすぎ、川や地面をコンクリートで固めたことも被害を大きくしているように思うので、分散して暮らせるような仕組みを考え、実行する時期に来ているのかもしれません。

昨日のニュースで「小池新都知事初登庁」と報じられていました。一地方自治体の長の動静がこれだけ大きく扱われるのだから、東京は大したものです。議会の各会派をあいさつして回ったとのことですが、自由民主党の議員の皆さんの対応が、一言でいうと「大人ではない」と感じました。私は小池新知事の言動を全て良いとは思っていませんし、報道されている範囲だけでの判断でありますが、知事に対する対応を見ていると、この議員たちでは小池知事に太刀打ちできないように思い、また、こういう品性しか持ち合わせていない人の集団に、国政からなにから任せていて大丈夫なのかと思いました。

さて、不愉快な前置きはこれくらいにして、本題です。

今更ながら有川浩さんの本を読みました。「ストーリー・セラー」です。

ストーリーセラー.jpg


・・・、あくまでも感じたままの感想なので気を悪くする方がいらっしゃるかもしれませんが、一言で言うと、「人気のラーメン屋」のような本と思いました。

「人気のラーメン屋」は、だいたいが味付けが濃いです。はじめて食べると、味の洪水に驚き、美味しく感じますが、毎日食べるのはちょっと・・・、と私は感じます。

どうも私には合わなかったようです。実に遺憾です。

私、正直に申し上げると、「現実を模擬していますが、わかりやすい虚構をいれています。」という仕掛けが施された物語が苦手なんですね。それが物語の核になっていたら、もうだめです。

最近、突拍子もないことから物語を語り始める作家の作品がよく売れているように思います。虚構をうまく構築するのも文筆家の技術なんでしょうが、現実のようなことを淡々と表現することも、作家の腕の見せ所だと思います。

たまたま手に取った作品が肌に合わなかっただけかもしれませんので、また別の作品も読んでみないといけないとは思いました。

それでは、これにて失礼します。
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tommy88

東京都議会で、自民党のメンバーの方々は、特に牛耳っている方が、江戸下町情緒人情芝居のような時代錯誤の、1980年代までの暗黒の自民党の悪しき習慣を伝統と勘違いして引き継いでおられます。みんな叩けばホコリの出る議員さんですが、内田茂(都議連自民党幹事長=逃げて交代したかも知れません)のような極悪人が血税をすすっております。週刊文春の追及に期待します。やられた猪瀬元都知事も反撃に出ておりますが、このあたりの実態が明らかになってくると、自民党都議連も、立場を明らかにしていかねばなりません。基本的に「議員さん」は横柄な奴らですね。何か勘違いをしています。

by tommy88 (2016-08-03 06:23) 

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