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数の平等を望む人、そして、きょうのらくがき(2018年6月8日) [日記]

こんばんは。
今夜もこの不定期更新ブログに目を通して下さりありがとうございます。

相当久しぶりの更新になります。

本当は、しまじろうの映画のことや夏のコンサートのことなど、紹介したいことがたくさんありますが、それはまた別の機会にして、今日は疑問に思ったことをぽつりぽつりとつぶやきます。

今日のテレビ朝日の「報道ステーション」で、スペインの閣僚の6割が女性、ということを紹介していました。それはそれで良いのですが、日本の「閣僚や国会議員の女性の人数の少なさ」についてもコメンテーターを交えてアンカーが話をし始めると、やはり数値目標だとかクォーター制などの話になり、ばからしくなってチャンネルを変えてしまいました。

私は、男女の性をことさらに取り上げて、数の平等を訴える論には賛成しかねます。

まず、クォーター制は法の下の平等に反すると思います。男女の性別による差別を禁止しておきながら、一定数を性別により保障することは矛盾しています。それを容認するのであれば、憲法を改正し、不利益を是正するための性別による優遇措置は法の下の平等の例外という規定を設けなければいけないでしょう。

次に、数値目標です。「女性管理職を全体の3割以上」とか言っていますが、それでは他に著しい男女の人数差がある職業や職種にも言及しないのはなぜでしょう。私なら、それならば女性の割合が多い飲食業、特に夜に賑わうバーやパブやクラブやラウンジ等で接客する人を、どの店も男女同数配置することを義務化すべきだと思います。看護師も92%が女性だそうなので、半数は男性にするべく教育体制などを整えるべきでしょう。逆に、清掃業は8割ほど男性が就労しているようなので、これも同数を目指すべきでしょう。

どの研究者もマスコミも統計も「管理職」や「政治家」の男女比は熱心に論じますが、その他の業種には一切関心を向けていないように思います。女性で男性の看護師にケアして欲しくない方がいるように、男性で女性の看護師にケアして欲しくない人もいるでしょう。

意地の悪い見方をすると、いま日本で言われている「職業上の男女平等を目指す」論を唱える方が、「給料の良い看護師などの職業は女性が独占するのは構わない。給料の良くない清掃業は男女比に目を瞑る。で、社会的影響力の大きい職業は、男性の数が多いものは批判するが女性が多いところはあえて言及しない。」ような態度を取っているように思えるのです。

こう言うと「いや、そうじゃなくて、女性が妊娠や出産や家事労働を担っているため、外で働きにくい構造があるので、継続的な勤務が必要な管理職への登用が進まず、政治などへの進出もできない状況になっていて、その構造を変えたいのだ。」と「同数論者」の皆さんは仰るのかもしれません。

それなら、素直にそれを目指せば良いじゃないですか。数値目標なんて一切必要ありません。

政治家も管理職も、なりたい人が目指せば良いのです。そこに男女の違いなど持ち込むからややこしくなるのです。働きやすい環境、それ以上に誰もが生きやすい環境を整えてやれば、手をあげる方は手をあげるのです。

昔、私が通っていた小学校や中学校、高校などでは、生徒会や児童会の役員への立候補に際し「会長は男子、副会長は女子」みたいな雰囲気があり、おおいに憤慨したものでした。社会にいまだはびこる同様な雰囲気を払拭し、セーフティーネットも整えて、どんな性別でも(もちろん、生れた時の性別から別の性別を選択した人も。)、体が不自由だろうが、心に傷を持っていようが、どんな人でもひとしく生きやすい社会を目指せば、結果は自ずから現れる。私はそのように思うのです。

だから、何か別の意図を持っているとしか思えない「数値目標」に強く反対するのです。

いろいろと書き過ぎてしまいました。面白くない前置きはこれくらいにして、今日のらくがきです。

虹こたえ(JPEG).jpg


梅雨に入りましたね。梅雨の晴れ間に元気に遊ぶしまじろう君たちです。雨の日が多くなりますが、気持ちを明るく持って楽しく過ごしたいですね。

ここまで目を通して下さり、ありがとうございます。
それでは皆さま、ごきげんよう。
またこのブログでお会いしましょう。
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