きょうの、らくがき(2016.2.1) [しまじろう]
おはようございます。
本日もご来訪下さいまして、誠にありがとうございます。
今日から2月ですね。あっという間に今年もひと月過ぎてしまいました。一年を「あっという間に過ぎた」でおしまいにするのか、「結構盛りだくさんだった」で終わらせるのか、もう正念場が来たような心地がいたします。
さて、1月30日は土曜日、そうです、「しまじろうのわお!」の日でした。
「しまじろう おこる」と題して、しまじろう君が皆の正しくないふるまいに対し怒る、というお話でした。
・・・なるほど、強い者と意見が対立している時に、強い者が力を背景に、対立する意見を全て封じてしまうことは、正しいことではありません。一方で、その強い者がいなくなった途端に、その不在を利用して仲間内だけで物事を決めてしまうことも、正しくないことなんでしょう。
新しく幼稚園が導入したおもちゃを、腕っぷしが強いぞうた君と、その親友であるぶうた君とが独占し、他のこどもたちには触らせませんでした。しまじろう君は皆がぞうた君を恐れる中、ひとり彼に抗議しましたが聞き入れられませんでした。
次の日、ぞうた君が風邪でお休みすると、皆はぶうた君を非難し始め、おもちゃを返すよう要求しました。しまじろう君は、今度は皆のその考え方に怒ったのです。
しかし話はこれで終わりませんでした。ぞうた君とぶうた君とが、かたくなにおもちゃを独占し続けたのはしまじろう君にも原因があったようでした。以前、新しいおもちゃが導入されたときに皆で遊ぶ順番を決めました。ぞうた君は後の方にされたしまじろう君に順番を譲りましたが、しまじろう君は別の遊びに夢中になって好意を無にした上、たまさぶろう君がそのおもちゃで勝手に遊び始めました。ぞうた君はこのことでしまじろう君や皆のことに腹を立て、そこからおもちゃを好きなように遊ぶことにしたのでした。
このことをぶうた君から聞かされたしまじろう君は、風邪が治り登園してきたぞうた君に謝罪し、皆が揃ったところで改めて遊ぶ順番を決めたい旨提案しました。ぞうた君は謝罪を受け入れ、提案に同意し、クラスを二分する騒動は終息に向かったのでありました。
今回のお話には「仲間外れはよくない」と「皆で決めたルールは守る」という、二つのメッセージが込められていたように思いました。
ぞうた君は乱暴でわがままですが、だからといって仲間外れにするようなことは正しいことではありません。しまじろう君はぞうた君のわがままをたしなめながら、一方で彼を仲間外れにして、仲間内だけでおもちゃを独占するようなことを考えたり、ぞうた君には意見できないのに彼がいなくなった途端にぶうた君を非難し始めるような、他の友人たちを叱りました。
好意を無にされた上に、他の者が皆で決めた順番を守らなかったことを恨み、わがまま勝手にしたぞうた君の態度は、もちろん良くないことでありますが、しまじろう君は彼の怒りの原因は自分にあるとして素直に謝罪しました。
しまじろう君のこれらの勇気ある態度は、称賛に価すると思います。(一方で、たまさぶろう君は実に遺憾です。今回も散々自己中心的な振舞いをして、にゃっきいちゃんに注意されていました。)
「しましまとらの しまじろう」の頃は、しまじろう君はわがままをして、失敗して、反省して、改心することがよくありましたが、それらの失敗を糧にして、今では立派に成長を遂げられたようです。
さて、次回は2014年1月20日放送の「でんしゃで だいぼうけん」の再放送となります。鉄オタ、じゃなかった。鉄道が大好きなけんと君が大活躍するお話です。レンタル版DVDやDVD「うた・ダンススペシャル Vol.2」にも収録されていますので、次回まで待てないという方は、そちらで鑑賞なさってみて下さい。
あと、2月11日(木・祝)の朝10時5分から、テレビ東京系列で映画「しまじろうと おおきなき」が放送されるそうです。
いよいよ新作映画の公開が近づいてきた感があります。「ともだちポンクルトン」を覚えて待つことといたします。
最後に、おわびとお願いです。
近頃は皆様のブログを訪問できたりできなかったりしております。訪問できる時に読ませていただきますので、よろしくお願いします。その際、まとめて読めた記事それぞれにniceをつけることがございます。その際は履歴が複数残りますのでご了承ください。
それでは!!
本日もご来訪下さいまして、誠にありがとうございます。
今日から2月ですね。あっという間に今年もひと月過ぎてしまいました。一年を「あっという間に過ぎた」でおしまいにするのか、「結構盛りだくさんだった」で終わらせるのか、もう正念場が来たような心地がいたします。
さて、1月30日は土曜日、そうです、「しまじろうのわお!」の日でした。
「しまじろう おこる」と題して、しまじろう君が皆の正しくないふるまいに対し怒る、というお話でした。
・・・なるほど、強い者と意見が対立している時に、強い者が力を背景に、対立する意見を全て封じてしまうことは、正しいことではありません。一方で、その強い者がいなくなった途端に、その不在を利用して仲間内だけで物事を決めてしまうことも、正しくないことなんでしょう。
新しく幼稚園が導入したおもちゃを、腕っぷしが強いぞうた君と、その親友であるぶうた君とが独占し、他のこどもたちには触らせませんでした。しまじろう君は皆がぞうた君を恐れる中、ひとり彼に抗議しましたが聞き入れられませんでした。
次の日、ぞうた君が風邪でお休みすると、皆はぶうた君を非難し始め、おもちゃを返すよう要求しました。しまじろう君は、今度は皆のその考え方に怒ったのです。
しかし話はこれで終わりませんでした。ぞうた君とぶうた君とが、かたくなにおもちゃを独占し続けたのはしまじろう君にも原因があったようでした。以前、新しいおもちゃが導入されたときに皆で遊ぶ順番を決めました。ぞうた君は後の方にされたしまじろう君に順番を譲りましたが、しまじろう君は別の遊びに夢中になって好意を無にした上、たまさぶろう君がそのおもちゃで勝手に遊び始めました。ぞうた君はこのことでしまじろう君や皆のことに腹を立て、そこからおもちゃを好きなように遊ぶことにしたのでした。
このことをぶうた君から聞かされたしまじろう君は、風邪が治り登園してきたぞうた君に謝罪し、皆が揃ったところで改めて遊ぶ順番を決めたい旨提案しました。ぞうた君は謝罪を受け入れ、提案に同意し、クラスを二分する騒動は終息に向かったのでありました。
今回のお話には「仲間外れはよくない」と「皆で決めたルールは守る」という、二つのメッセージが込められていたように思いました。
ぞうた君は乱暴でわがままですが、だからといって仲間外れにするようなことは正しいことではありません。しまじろう君はぞうた君のわがままをたしなめながら、一方で彼を仲間外れにして、仲間内だけでおもちゃを独占するようなことを考えたり、ぞうた君には意見できないのに彼がいなくなった途端にぶうた君を非難し始めるような、他の友人たちを叱りました。
好意を無にされた上に、他の者が皆で決めた順番を守らなかったことを恨み、わがまま勝手にしたぞうた君の態度は、もちろん良くないことでありますが、しまじろう君は彼の怒りの原因は自分にあるとして素直に謝罪しました。
しまじろう君のこれらの勇気ある態度は、称賛に価すると思います。(一方で、たまさぶろう君は実に遺憾です。今回も散々自己中心的な振舞いをして、にゃっきいちゃんに注意されていました。)
「しましまとらの しまじろう」の頃は、しまじろう君はわがままをして、失敗して、反省して、改心することがよくありましたが、それらの失敗を糧にして、今では立派に成長を遂げられたようです。
さて、次回は2014年1月20日放送の「でんしゃで だいぼうけん」の再放送となります。鉄オタ、じゃなかった。鉄道が大好きなけんと君が大活躍するお話です。レンタル版DVDやDVD「うた・ダンススペシャル Vol.2」にも収録されていますので、次回まで待てないという方は、そちらで鑑賞なさってみて下さい。
あと、2月11日(木・祝)の朝10時5分から、テレビ東京系列で映画「しまじろうと おおきなき」が放送されるそうです。
いよいよ新作映画の公開が近づいてきた感があります。「ともだちポンクルトン」を覚えて待つことといたします。
最後に、おわびとお願いです。
近頃は皆様のブログを訪問できたりできなかったりしております。訪問できる時に読ませていただきますので、よろしくお願いします。その際、まとめて読めた記事それぞれにniceをつけることがございます。その際は履歴が複数残りますのでご了承ください。
それでは!!
2016-02-01 05:00
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コメント(6)
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コメントを頂きありがとうございました^^
by bonita (2016-02-01 06:02)
初めて「しまじろう」のストーリー読みました
讃岐人さんが解り易く書いてあったので場景が
浮かんできました。
私なりの解釈だと、人生の「道しるべ」 「道徳教育」が
根本に有るストーリーを作者は描いている・・・ですが?
年齢関係なく当てはまる事が有りそうですね。
by マリー (2016-02-01 12:02)
bonitaさん、おはようございます。
こちらこそ、ご来訪下さり誠にありがとうございます。
よろしくおねがいいたします。
by 讃岐人 (2016-02-02 06:16)
マリーさん、おはようございます。
まとめることは余り得意ではないので、よくわかると仰って下さりありがとうございます。
知育番組に変わってからは、やや教育的な意図が強くなりましたが、仰る通り、こどもから大人まで、お話からいろいろなことを感じられる物語の幅広さ、奥行きがしまじろうシリーズの魅力のひとつであるように思います。
コメントありがとうございます。
by 讃岐人 (2016-02-02 06:27)
「しまじろう おこる」を読ませていただき、しまじろうって良いやつだなあと感心するとともに、ぞうた君がいると何も言えなくて休んだ途端に豹変する他のやつらに腹が立ちました。実に日本人的で、大人の組織・集団でもありがち。しまじろうみたいに、相手がいるときに言えよと。かつて経営者にしまじろうみたいに言い放って馘首になったお蔭で人生が大きく開けた者より(^^;)
by ojioji (2016-02-03 12:50)
ojiojiさん、おはようございます。
しまじろう君、仰る通り実にいい奴なんですよ。最近のお話では、曲がったことが好きではない、筋を通す性格として描かれることが多いです。
卑怯な振る舞いが恥ずかしいことであり、恥ずかしいことはしてはならないということは、早いうちから知っておくべきことですね。
恥ずかしいことを恥ずかしく思わなくなったり、恥ずかしさの基準が変化したりしているのでしょうが、基本的な根っこのようなところは変わらないように思います。
自分の意見をしっかりと持ち、それをきちんと伝えることは勇気が要り、簡単なことではありませんが、いつも「大勢のその他」の方に居ることが多い私としては、反省させられるお話でした。
コメントありがとうございます。
by 讃岐人 (2016-02-04 11:35)