しまじろうとなないろのクリスマスツリー観劇記 [しまじろう]
おはようございます。
「いくつになっても、たのしい、しあわせなときをすごしていいんじゃよ。」
本日もご来訪ありがとうございます。
「いきなり何だ?」と思われたかもしれませんね。失礼いたしました。
このセリフは、先日鑑賞したしまじろうクリスマスコンサート「しまじろうとなないろのクリスマスツリー」で、私こと讃岐人が最も印象深く思った言葉であります。(ここから先は、内容に関する記載がありますので、「コンサートを楽しみにしている」という方はご注意ください。)
私が観に行った公演は、中野区の「中野ZERO」という、劇場や図書館などが一つになっている施設で行われたものです。
大勢の親子連れ、おじいちゃん、おばあちゃんも加わった家族連れの方々が鑑賞にいらっしゃっていました。
コンサートでは、こどもたちはみんな歌ったり踊ったり、大きな声でしまじろう君たちを応援したりして、元気に楽しんでいました。途中、客席にしまじろう君たちが降りてくるのですが、その時のフィーバーぶりは言葉では言い表せません。たまにお父さん、お母さんの方が興奮なさっているのも見て、しまじろう君たちの人気の高さを再認識しました。
よくよく考えてみると、中には20代くらいのお父さん、お母さんもいらっしゃるわけで、その中には「進研ゼミ幼児講座」や「おやこ講座」、あるいはその後身である「こどもちゃれんじ」で学んだ方もいらっしゃるでしょうから、こどもの頃好きだったキャラクターが目の前にいたら舞い上がってしまうのも仕方がないでしょう。
しまじろう君が世間に現れた時、(年齢だけは)もうすっかり成長しきっていた私もすっかり舞い上がってしまいました。
あ、中野ZEROには1階席と2階席とがありましたが、どちらにも来てくれるので安心してください。
さて、物語のあらすじは、以下の通りです。
しまじろう君たちが、クリスマスが近いある冬の日に遊んでいると、「グランプ」なる老人が現れます。はなちゃんが話しかけると、グランプさんはこどもたちに早く帰って家の手伝いでもするよう言って立ち去りました。
グランプさんに対してしまじろう君たちは不審の念を抱きますが、氏がかつては世界中を旅した大旅行家で、氏の邸宅には七色に光る「なないろのクリスマスツリー」をはじめ、世界中から収集した珍奇な品々が所蔵されているという噂を聞きます。そこで、クリスマスツリーを見に森の奥にあるグランプ邸に赴くことにしました。
氏の邸宅の門を守る銅像コンビや、不思議な人形など、さまざまな障害が立ちふさがりますが、みんなで力を合わせて屋敷の奥に向かいます。しかし、途中ではなちゃんとはぐれてしまい、しまじろう君たちは広大な屋敷の中をはなちゃんを探してさまようことになってしまいました。
実はそのころ、はなちゃんはひとりでグランプさんの所にいて、グランプさんに遊んでもらっていました。グランプさんは本当は心の優しい人物だったのです。ただ、いろいろなことを経験し、心を閉ざしていただけでした。
しまじろう君たちはグランプさんの部屋にたどり着き、はなちゃんと再会し、グランプさんから「なないろのクリスマスツリー」の事を聞きました。たしかに、かつてはクリスマスツリーは七色に光っていましたが、今はもう光らないということでした。
しまじろう君たちはあきらめて帰ることとしましたが、寂しそうなグランプさんの様子に考え直し、たまたま見つけた古いオーナメントを、かつて「なないろのクリスマスツリー」だったモミの木に飾ることにしました。
楽しそうにクリスマスツリーを飾るこどもたちを見て、グランプさんのかたくなな心もいつの間にか溶けてゆきました。そして「メリークリスマス」と心からクリスマスのお祝いの言葉を発した時、奇跡が起こり、クリスマスツリーが七色に光りはじめました。
みんなが驚いているとサンタクロースが現れ、みんなやグランプさんの心に明るい光が灯ったため、クリスマスツリーも力を取り戻したと告げました。そして、みんながクリスマスを祝う中、サンタはプレゼントを配る旅に出発するのでした。
以上となります。
サンタがクリスマスツリーの秘密を告げた後、グランプさんにかけた言葉が冒頭のセリフです。
グランプさんは、たぶん、人生を重ねるうちに、愛する人との別離などいろいろとつらい経験をし、愛することや他人と関わることを止めてしまったんでしょうね。
仏教では、人間の根本的な苦しみは「生・老・病・死」の四つととらえ、また、どうにもならないために苦しみとなることを「愛別離苦」、「怨憎会苦」、「求不得苦」、「五蘊盛苦」の四つとし、併せて「八苦」と言うようです。
このように、愛するものと別れるつらさ、これは仏陀も認める人生の苦しみの一つであるわけです。
そうであれば、愛することを止めてしまおう、人と交わることはやめてしまおう、そう思い詰めてしまうのも無理はありません。そのかたくなな心を、はなちゃんやしまじろう君は解きほぐしたんですね。私、年甲斐もなく感動してしまいました。
私のわかりにくいあらすじを読んで下さった方は同意下さるかと思いますが、本作品はディケンズの「クリスマス・キャロル」を下敷きにしているようです。
アンコールは、みんなで歌って踊って、最後はおなじみの「ハッピー・ジャムジャム」で幕を下ろしました。
(私が単純な人間なのかもしれませんが、)大人もこどもも楽しめ、心動かされる演劇であったように思います。
会場では、次の写真にあるような物品の販売も行われています。やや高いです。
新商品は、「クリスマスオーナメント」ですが、手芸が得意な方は自作した方が良いかもしれません。(やや高額な気がしました。あくまでも私の主観ですが。)
これが飾りつけの例のようです。
ツリーの頂上にいるしまじろう君は、「こどもちゃれんじ」の教材(エデュトイ)のパペットですから、セットには含まれません。
12月24日の閉幕まで全国主要都市を巡回公演するようですので、空席があるようなら観劇を検討してみてはいかがでしょうか。
きっと、感動して頂けることと思います。
最後におわびとお願いです。近頃は皆様のブログを訪問できたりできなかったりしております。訪問できる時に読ませていただきますので、よろしくお願いします。その際、まとめて読めた記事それぞれにniceをつけることがございます。その際は履歴が複数残りますのでご了承ください。
それでは!!
2015年12月13日0710 記事修正
「いくつになっても、たのしい、しあわせなときをすごしていいんじゃよ。」
本日もご来訪ありがとうございます。
「いきなり何だ?」と思われたかもしれませんね。失礼いたしました。
このセリフは、先日鑑賞したしまじろうクリスマスコンサート「しまじろうとなないろのクリスマスツリー」で、私こと讃岐人が最も印象深く思った言葉であります。(ここから先は、内容に関する記載がありますので、「コンサートを楽しみにしている」という方はご注意ください。)
私が観に行った公演は、中野区の「中野ZERO」という、劇場や図書館などが一つになっている施設で行われたものです。
大勢の親子連れ、おじいちゃん、おばあちゃんも加わった家族連れの方々が鑑賞にいらっしゃっていました。
コンサートでは、こどもたちはみんな歌ったり踊ったり、大きな声でしまじろう君たちを応援したりして、元気に楽しんでいました。途中、客席にしまじろう君たちが降りてくるのですが、その時のフィーバーぶりは言葉では言い表せません。たまにお父さん、お母さんの方が興奮なさっているのも見て、しまじろう君たちの人気の高さを再認識しました。
よくよく考えてみると、中には20代くらいのお父さん、お母さんもいらっしゃるわけで、その中には「進研ゼミ幼児講座」や「おやこ講座」、あるいはその後身である「こどもちゃれんじ」で学んだ方もいらっしゃるでしょうから、こどもの頃好きだったキャラクターが目の前にいたら舞い上がってしまうのも仕方がないでしょう。
しまじろう君が世間に現れた時、(年齢だけは)もうすっかり成長しきっていた私もすっかり舞い上がってしまいました。
あ、中野ZEROには1階席と2階席とがありましたが、どちらにも来てくれるので安心してください。
さて、物語のあらすじは、以下の通りです。
しまじろう君たちが、クリスマスが近いある冬の日に遊んでいると、「グランプ」なる老人が現れます。はなちゃんが話しかけると、グランプさんはこどもたちに早く帰って家の手伝いでもするよう言って立ち去りました。
グランプさんに対してしまじろう君たちは不審の念を抱きますが、氏がかつては世界中を旅した大旅行家で、氏の邸宅には七色に光る「なないろのクリスマスツリー」をはじめ、世界中から収集した珍奇な品々が所蔵されているという噂を聞きます。そこで、クリスマスツリーを見に森の奥にあるグランプ邸に赴くことにしました。
氏の邸宅の門を守る銅像コンビや、不思議な人形など、さまざまな障害が立ちふさがりますが、みんなで力を合わせて屋敷の奥に向かいます。しかし、途中ではなちゃんとはぐれてしまい、しまじろう君たちは広大な屋敷の中をはなちゃんを探してさまようことになってしまいました。
実はそのころ、はなちゃんはひとりでグランプさんの所にいて、グランプさんに遊んでもらっていました。グランプさんは本当は心の優しい人物だったのです。ただ、いろいろなことを経験し、心を閉ざしていただけでした。
しまじろう君たちはグランプさんの部屋にたどり着き、はなちゃんと再会し、グランプさんから「なないろのクリスマスツリー」の事を聞きました。たしかに、かつてはクリスマスツリーは七色に光っていましたが、今はもう光らないということでした。
しまじろう君たちはあきらめて帰ることとしましたが、寂しそうなグランプさんの様子に考え直し、たまたま見つけた古いオーナメントを、かつて「なないろのクリスマスツリー」だったモミの木に飾ることにしました。
楽しそうにクリスマスツリーを飾るこどもたちを見て、グランプさんのかたくなな心もいつの間にか溶けてゆきました。そして「メリークリスマス」と心からクリスマスのお祝いの言葉を発した時、奇跡が起こり、クリスマスツリーが七色に光りはじめました。
みんなが驚いているとサンタクロースが現れ、みんなやグランプさんの心に明るい光が灯ったため、クリスマスツリーも力を取り戻したと告げました。そして、みんながクリスマスを祝う中、サンタはプレゼントを配る旅に出発するのでした。
以上となります。
サンタがクリスマスツリーの秘密を告げた後、グランプさんにかけた言葉が冒頭のセリフです。
グランプさんは、たぶん、人生を重ねるうちに、愛する人との別離などいろいろとつらい経験をし、愛することや他人と関わることを止めてしまったんでしょうね。
仏教では、人間の根本的な苦しみは「生・老・病・死」の四つととらえ、また、どうにもならないために苦しみとなることを「愛別離苦」、「怨憎会苦」、「求不得苦」、「五蘊盛苦」の四つとし、併せて「八苦」と言うようです。
このように、愛するものと別れるつらさ、これは仏陀も認める人生の苦しみの一つであるわけです。
そうであれば、愛することを止めてしまおう、人と交わることはやめてしまおう、そう思い詰めてしまうのも無理はありません。そのかたくなな心を、はなちゃんやしまじろう君は解きほぐしたんですね。私、年甲斐もなく感動してしまいました。
私のわかりにくいあらすじを読んで下さった方は同意下さるかと思いますが、本作品はディケンズの「クリスマス・キャロル」を下敷きにしているようです。
アンコールは、みんなで歌って踊って、最後はおなじみの「ハッピー・ジャムジャム」で幕を下ろしました。
(私が単純な人間なのかもしれませんが、)大人もこどもも楽しめ、心動かされる演劇であったように思います。
会場では、次の写真にあるような物品の販売も行われています。やや高いです。
新商品は、「クリスマスオーナメント」ですが、手芸が得意な方は自作した方が良いかもしれません。(やや高額な気がしました。あくまでも私の主観ですが。)
これが飾りつけの例のようです。
ツリーの頂上にいるしまじろう君は、「こどもちゃれんじ」の教材(エデュトイ)のパペットですから、セットには含まれません。
12月24日の閉幕まで全国主要都市を巡回公演するようですので、空席があるようなら観劇を検討してみてはいかがでしょうか。
きっと、感動して頂けることと思います。
最後におわびとお願いです。近頃は皆様のブログを訪問できたりできなかったりしております。訪問できる時に読ませていただきますので、よろしくお願いします。その際、まとめて読めた記事それぞれにniceをつけることがございます。その際は履歴が複数残りますのでご了承ください。
それでは!!
2015年12月13日0710 記事修正
2015-11-13 05:46
nice!(154)
コメント(6)
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行ってこられましたか(*^▽^*)
しかも、なかのZEROでの鑑賞だったのですね!!
トップバッター公演ではありませんか♪ 素直にうらやましいです。
あ~、こうして記事を読んでいると私もしまじろうに会いたくなってきました。
実際のところ、こどもよりも大人の方が楽しみにしていたりしてね^-^
でもでも、今年のクリスマスは違う出演者のコンサートに賭けてみます。
そちらの当落発表が11/26なので、その結果次第ですがどうなることやら!?
by たんちんぷにん (2015-11-13 08:30)
讃岐人さん
こんにちわ~ん(^^
加齢と共に「楽しい事」「大声で笑う事」等々・・
非常に少なくなってくるものですから
冒頭の一行に私も「その通り!」と感じる一人です。
by makkun (2015-11-13 16:11)
いつもご訪問ありがとうございます・:*:・(*´∀`*)・:*:
今週もお疲れ様でした・:*:・(*´∀`*)・:*:
by タケサバス (2015-11-13 22:13)
たんちんぷにんさん、おはようございます。
しまじろうコンサート行ってきました。
行って大正解でした。
元気が出ますね!!泣き出しちゃう子もいましたが、みんなの笑顔が最高でした。
「違う出演者のコンサート」なかなか気になります。
良い席が当選すると良いですね。またブログを楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
by 讃岐人 (2015-11-14 07:44)
makkunさん、おはようございます。
いくつになっても、家族や友人たちと楽しい時を過ごしたいものですね。
コメントありがとうございます。
またいらしてください。
by 讃岐人 (2015-11-14 07:53)
タケサバスさん、おはようございます。
こちらこそありがとうございます。
来週もよろしくお願いいたします。
by 讃岐人 (2015-11-14 07:54)