ペロペロ美人馬

どんな人にも「くせ」はあるものですが、ウマも遠くから眺めていると、退屈しのぎにいろいろなしぐさをするのが分かります。

この、エレノアさんも、じーっと見ていたら面白いしぐさをしていました。

エレノアさん（１２歳、牝）

このエレノアさん、黒鹿毛というのでしょうか、黒っぽい体と端正な顔で、審美眼があやしい讃岐人が見てもとても美人さんに見えます。

実際、一昔前のPanasonicのプラズマテレビ「ビエラ」の宣伝に、タレントの小雪さんと共演したこともあるそうです。その時のキャッチフレーズが「黒のビエラ。」だったそうです。

さらに、美人であるだけではなく、馬術競技で数多くの賞を獲得した一流のアスリートでもあるそうです。

で、そのエレノアさんですが、馬房に入っていると、なぜか鉄格子をペロペロ舐め始めるのです。遠くから撮影した写真を紹介します。

エレノアさん「鉄分をとらなきゃ、美人も大変よね。」

エレノアさん「ぺろぺろ・・・、おいしいわぁ。」

こんなふうに、鉄格子を舐めるとき、少し寄り目になるのがひょうきんだと思いませんか？なかなかにお茶目なエレノアさんでした。

パナソニック「黒のビエラ。」キャンペーンサイト
http://panasonic.jp/viera/black/（リンク切れ）

アンナちゃんのおやつ

水玉模様の馬着がかわいいアンナちゃん。

アンナちゃん

今年の５月で１２歳になる、元気いっぱいのレディです。

今日は、この可愛いアンナちゃんがおやつを食べている映像を紹介します。アンナちゃんが美味しそうに食べる様子を、一部ではありますが、あわせて紹介します。

アンナ「わーいっ！おやつだーっ」

アンナ「おいしーいっ！！」

かわいいお顔が少し変になってしまっていますが、奥歯でたべたものをすり潰しているようでした。

アンナ「ごちそうさまでした、またちょうだいねっ」

最後は、もとのかわいいお顔に戻ってニコニコでした。

あと、アンナちゃんのお兄ちゃんのエース君を紹介します。エース君も結構食欲が旺盛なお馬さんで、讃岐人が前を通るとおやつをおねだりしてくれます。

エース君「次はボクにもおやつちょうだいね。」

ウマの嗜好

またウマの話です。
私、実はウマがうまそうにご飯を食べている姿を見るのが好きです。
草を噛む音がまたたまりません。

さて、ウマにいろいろとおやつをあげていると、ウマによって食べ物に好みがあるのが分かります。
多分、ウマも人間同様、生来の嗜好の他に、こどもの時にお母さんに習った食べ物や、故郷の牧場などで食べさせてもらったことがあるもの、成長する過程で覚えた食べ物によって好みが変わるのでしょう。

あと、本文とは全く関係がありませんが、しんじゅちゃんの写真を載せておきます。

しんじゅちゃん

しんじゅちゃんは、私の見立てでは性格が優しそうな女の子です。体のブチ模様がかわいいので、側面からパチリと撮りました。フレーメン（上唇をめくりあげて、臭いを嗅ぐ仕草）を連発したり、下唇を使ってパクパク音を立てて退屈を凌いだりしていました。

正面から

ウマのあくび

今日で今年もおしまいですね。

と、いうわけで、眠たいのか、退屈しているのか、与那国馬ふれあい牧場（伊豆ホース・カントリー）のミルフィーちゃん（牝・３歳）があくびをし続ける、という映像を紹介します。

ミルフィーちゃん

このかわいいミルフィーちゃんが・・・

ミルフィーのあくび

こんな大あくびを！ベロが出ちゃってます。

もう日が暮れて、夕飼い（ウマに夕食を与えること）が近く、ごはんを待っている時に一日の疲れが出たのでしょう。ずーっとあくびをし続けていました。奥の馬房にいた妹のメイちゃん（１歳）も、はじめは馬房の柵をかじっていましたが、飽きたのか奥へ引っ込んでしまいました。

連続写真でもういちど。

最後には、ミルフィーちゃんも奥に引っ込んでしまいました。

それでは皆さま、良いお年を。

パクパク仔馬

仔馬は、大人の馬が近付くと、口をパクパクさせて「ボク（わたし）はこどもだから、いじめないで。」と大人の馬にお願いする、と以前紹介した「馬語手帖」に書いてありました。「スナッピング」といい、誰に教わるでもなく、こどもの時期には（たいていは）自然にやるそうです。

先日、「伊豆ホース・カントリー」でも、アラブのこどもたちが、大人に邪険にされるたびに、パクパク、パクパクとお願いしながら逃げ惑っていました。

みんな必死な顔でパクパクするので、少しかわいそうだなぁ、と思ったのですが、ほとんどの大人はせいぜい威嚇する程度なのに、中にはこどもでも容赦なく後足でドンっと蹴る者もいて、アレを喰らうと思うと必死にもなるなぁ、と変に納得しました。

今回紹介する映像も、そういった場面を偶然撮ったものです。

大人の牝馬で、集団のリーダー格であるアイマ姐さんと、近くにいた仔馬のジースター君ににんじんをあげていたら、アイマ姐さんがなんと！ジースター君を追い払ってしまいます。そして、アイマがにんじんをせがんでくるかと思いきや、衝撃のラストを迎えたのでした。

ジースター（左）「何かくれるの？」

アイマ（右）「あら・・・っ、それいただけるかしら？」

ジースター「わーいっ、いただきまーすっ」

アイマ「ちょっとアンタっ、なに食べてんのよっ！！」

ジースター「ひゃあっ、わけわかんないけどごめんなさいっ」

ジースター「でもおいしかったよ、もっとほしいなー。」

アイマ「いつまでもいるんじゃないわよっ！さっさとおいきっ！！」

ジースター「わあっ！ごめんなさいっ！」

アイマ「うふっ、おこちゃまは行ったから・・・、おとなの遊びをしない？」

なんと、アイマ姐さんは向かいの放牧場にいる牡馬を誘惑し始めたのでした。食い気より色気、ある意味あっぱれだと思いました。

なお、この方がその色男さんです。
残念ながら、映像には登場しません。

色男さん「ボクもにんじん食べたかったなー。」

くつろぎのひととき

今日、たぶん年内最後の出張のため、朝早く家を出ました。

まだ真っ暗です。

それはさておき、くつろいでいるディーエス君です。

比較的遅い時間に、方々におやつをあげて回っていたら、写真のようにのんびりしていたので、思わずパチリと撮りました。どことなく貴族の風格があるように感じませんか？

仕事が終わって自分の時間を楽しんでいるようにも見え、そういう時にあまりジロジロ覗くのも悪いなぁと思い、早々に立ち去りました。

ところで、貴族と言えば英国、英国と言えばティー、というわけで、ミルクティーのような毛色のセシルさんのお写真もついでに出しておきます。

彼女は、私が言うのもアレですが、相当に目力があるように思えます。彼女のブラウンの瞳に見つめられ、たちまちに虜となってしまいました。

ジェリー君とロゼリア君（その２）

大スタアのジェリー君とロゼリア君

昨日会いに行くと、飼い葉を召し上がっていらっしゃいました。

その後、ジェリー君はにんじんを見て唇をおめくりになり・・・。

さわやかな笑顔のジェリー君

ロゼリア君は舌をペロリとお出しになりました。

おちゃめな魅力をふりまくロゼリア君

讃岐人の他にも、ファンに囲まれていました。まさに大スタアの風格たっぷりのジェリー君とロゼリア君でした。

ジェリー君とロゼリア君

いやぁ、私こと讃岐人は完全に抜かっていました。

実は、去る１１月２９日の夜に、フジテレビのテレビ番組「馬の王子様　Season II」に、私が懇意にしているジェリー君とロゼリア君が出演したのを、ついさっき知ったのです。

ジェリー君とロゼリア君が「王子様」ことタレントのＤＡＩＧＯさんに乗馬（の始め方）を指南する、という内容だったそうです。

ＤＡＩＧＯさんと共演するなんて、ジェリー君もロゼリア君ももう大スタアですねー。気安く差し入れ（おやつ）なんてできないかも。

あぁ、放送予定を事前に知っていれば、絶対に見たのに、と歯ぎしりしたのでありました。

大スタアのジェリー君（左）とロゼリア君（右）

※１２時３４分追記
写真のジェリー君とロゼリア君の紹介が逆になっていました。灰色のブチがジェリー君、茶色のブチがロゼリア君です。またまた抜かってしまったことをお詫びして訂正します。
（記事は訂正済みです。）

馬のおねだり

　馬が食事をする様子を見ていると、食べ方にも個性があることが分かります。無表情でもくもくと食べる馬、興奮して顔をゆがめながら食べる馬、がつがつ、ごくごくと豪快に食べる馬、それぞれの性格が良く表れるような気がします。

　おやつをあげる時も、「ちょうだい」とおねだりしてくることがあります。おねだりの仕方も馬それぞれに特徴があって様々です。前足を高く上げて激しく前かきをする馬、口びるを大きくめくりあげて歯を見せる馬、口をぱくぱくさせて大きな音を出す馬、静かに「ぶぶぶ」と鳴く馬など、みんな個性的です。

　今回は、ミニチュアホースのジェリー君とロゼリア君に加え、サラブレッドのマキシマム君におやつをあげた時の映像を紹介します。盛大におねだりするミニチュアホースたちと、静かなマキシマム君の違いがよくわかります。

マキシマム「馬房から失礼して・・・、いただきます。」

ロゼリア「にんじん、いただきまーす。」　ジェリー「ボクにもっ！」

ロゼリア「ジェリー君、おいしいよ。」　ジェリー「はうあっ！？」

ジェリー「おねがいだからちょうだいよーっ？」

ジェリー「やっともらえたー！」

　マキシマム君は、サラブレッドで体が大きいので、馬房から頭を出す時に首を傾げるのですが、そこがまたかわいいなぁと思いました。

ペロペロ親子

与那国馬ふれあい牧場（伊豆ホース・カントリー）にいる、与那国馬の大人の牡馬、レインとファインの親子です。レインがお父さんで、ファインが息子です。

さすがは大人の牡馬だけはあって、実際に見るとなかなかたくましい体をしていて、結構迫力があります。

でも、水を飲んだ後は、二頭ともなぜかペロペロと舌を出したり引っ込めたりを繰り返すので、案外と愛嬌もあります。

今回紹介する映像は、お互いの舌を舐めあうように見え、私は結構気に入っています。
最後に、ファインがお父さんにちょっかいを出して怒られます。

左：ファイン　右：レイン

ペロペロ

ファイン「お父さんの顔をなめちゃえ」

お父さん（レイン）「ムキーッ！」

ファインは違う方を見ていたので、お父さんが怒っていたことに気付いたのでしょうかね。親子だけはあって、牡同士でもそんなに激しいけんかはしないようです。